天界入路

人の心が少し温かくなって、 気持ちがちょっと優しくなる様な写真を載せていきます。 写真による小さな感動、しみじみとした気持ちを目指して行きたいです。 その為の撮影機材の話や、撮り方などの大事なコツをコンパクトに、作品としての解説などもを交えて書いていきます。

この機材を使う理由-3 カメラメーカー リンホフの作った三脚

リンホフ2段三脚 3430 普通のカメラ好きでもあまり知らないリンホフが、 三脚も作っていた事は更に知られていない。 大型カメラは定評があり、スタジオでもジナーと並んで愛用する人が一定数いた。 大型、中型のアオリ付カメラの交換レンズが、 ほぼ99%リンホフボードを使っているぐらいメジャーだった。 精密でありながら、収納性が良く、使いやすくデザインがあか抜けていた。 テヒニカが有名だがテクニカルダンの方が実際は使いやすくとても重宝した。 この三脚も、初期の美しい白アルミから黒になって質感は落ちたが、 機能の素晴らしさはジッツオも超える。 知る限り三脚メーカーで最も早くワンタッチ式の脚の伸縮方式をとり、 素早さは圧倒的だった。 脚もU字型のアルミで強度を保ちつつ軽量化し、 レバーを内側に付け見た目のおさまりも良い。 センターポールが太く長いのもリンホフの特徴で、 カメラの上げ下げを非常用でなく使える形に設計していて、 これが非常に重宝する。 引きの無いインテリア撮影にはこの三脚無しでは考えられない。 脚の長さを低い方に合わせておけば、 センターポールの上げ下げで8割9割行けてしまい撮影スピードが断然違う。 セッティングに時間が掛らないと写真のクオリティアップに繋がる。 短いセンターポールも付いていてローアングルも対応できる。 ステーも付き軽量ながら剛性が高い。 この三脚も購入時期がはっきりしないが、20年以上前 なのは間違いない。何処も全く壊れず現役で活躍している。 マレーシア ランカウイ Nikon D3 SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL/ HSM