天界入路

人の心が少し温かくなって、 気持ちがちょっと優しくなる様な写真を載せていきます。 写真による小さな感動、しみじみとした気持ちを目指して行きたいです。 その為の撮影機材の話や、撮り方などの大事なコツをコンパクトに、作品としての解説などもを交えて書いていきます。

Argentine Fさんの部屋-3

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SIGMA12-24mm F4.5-5.6 EX DGについて

 

建築インテリア撮影は

長いこと

リンホフのテクニカルダン4x5に

ホースマンの6x9のホルダーを付けて撮影するのが

自分にとって一般的だった

 

アナログからデジタルの時代に変わった時 

救世主のように登場したのがこのレンズだった

ニコンにもCANONにもこんなワイドなズームがなかったし

何より歪曲収差の少なさが圧倒的で

大型カメラ中判カメラ用レンズに混じっても

違和感がない唯一のレンズと言って良かった

 

今撮ってみてもフレアに弱く

周辺の色の偏り(ブルー・シアン・グリーン被り)は顕著だし

解像力も弱く 最周辺部や近距離は像が流れる

しかしそのことで納品してクレームが出たことは

タダの一度もなかった 

フォトショップで気をつけて仕上げれば遜色なかったし

弱点をうまく避けてやれば問題なかった

むしろ

撮影時間の短縮が

撮影の生産性を上げるのに大いに貢献しました

(今回は更に時間の問題で手持ちで撮っているので画質は厳密では有りません)

 

このレンズのⅡ型は

解像力とかフレア色ムラ等改善されたようですが

いちばん大事な歪曲収差が改悪されて 

陣笠タイプとなってしまい使えません