天界入路

人の心が少し温かくなって、 気持ちがちょっと優しくなる様な写真を載せていきます。 写真による小さな感動、しみじみとした気持ちを目指して行きたいです。 その為の撮影機材の話や、撮り方などの大事なコツをコンパクトに、作品としての解説などもを交えて書いていきます。

Sony α9がやって来た-20 ソニーの測光はニコンより優秀

逆上がりは

ソニーのα9の測光は一般的なマルチパターン測光にしているが、 普通室内写真はブレが大きいが、殆ど大きく外さない。これは優秀だ。 今日も100枚ほど撮影したが、±1段は外さない。 せいぜい1/3~2/3段で、多くは僅か1/3以内である。 室内写真は窓が入ると外光の明るさに引っ張られ、 カメラは「明るい」と判断して露出を絞ってしまう。 結果アンダーな写真になって室内が暗く写る失敗写真が一番多い。 明るい照明器具や白い壁も「明るい」と判断してアンダーな写真になる要素だ。 逆に黒や濃い色の家具や暗くしたスポット照明の部屋などは カメラは「光が足りない」と判断して明るく写してしまう。 多分AFポイントを考慮して全体の露出を制御している筈だが、そのさじ加減が巧い。 元々ニコンは測光は上手く業界でリードしていた。 セコニックで測っていた時代にいち早く3D-8分割マルチパターン測光で、 最高輝度と輝度差、被写体距離の3つの情報を元に適正露出を決定するカメラを出し、 窓を余り大きく入れなければそう大きく外さない露出値を出した。 ただそれから進歩が遅く、 ±1段以上のブラケッティングをしないと外す可能性はずっとあった。 今まで比較する機会がなかったから、 ソニーがこんな精度で露出を測定していたことは気付かなかった。 地味であるが、瞳AFなどよりずっと基本の性能として高く評価されるべきだと思う。

今日はADBEのスタンダードで現像してみた。 色温度は更に少し下げよりすっきりした色合いにした。

難しい