天界入路

人の心が少し温かくなって、 気持ちがちょっと優しくなる様な写真を載せていきます。 写真による小さな感動、しみじみとした気持ちを目指して行きたいです。 その為の撮影機材の話や、撮り方などの大事なコツをコンパクトに、作品としての解説などもを交えて書いていきます。

瞳AFに負けました 撮影機材をソニーに変えます

Nikon D500 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR

ここの所ずーと考えていたが、 カメラをニコンからSonyに変えることにした。 ニコンソニーのダブルマウントと言う考えもあるが、 以前キャノンからニコンに移行する時にやってその煩雑さと、 荷物の多さ効率の悪さで懲りた。 ニコンのレンズの描写に不満がある訳ではなく ソニーの瞳AFの威力に負けたともいえる。 風景や建物インテリア物撮りなどでは全く必要でないし、 超望遠のレンズはまだソニーに無いから そのレンズを必要とする人も今はまだ関係ないだろう。 ソニーの瞳AFはほぼ自動で人物の瞳を認識してピントを合わせてくれる。 前後左右振り向いても下を向いても上を向いても追いかけてくれる。 人物撮影の神経のかなりの部分は顏、特に目にピンを結ばせることだ。 それをほとんど自動でやってしまう。 この革命的なAF能力は今のところソニーの独壇場だ。 でもソニーでさえここまでの完成度に持ってくるには何年もかかっている。 ニコンは顔認識がやっとだ。それもかなり近めでないと認識できない。 鼻に合わせたり耳に合わせてしまうことも多い。 明日からまた載せる子供の写真も、 700枚ほど撮っておよそ半分は顔若しくは目にピンがきてなかった。 要するに一生懸命写真を撮っても半分は不良品扱いになってしまうのだ。 その時の子供の表情がとても良くて、棄てるに忍びない写真を眺めて悔しがる。 それが無くなるとは言わないが、ずっと少なくなるならば、 ソニーに移行するしかないではないか。 ニコンの最近のレンズ描写は美しく多分ツァイスよりも上だと思う。 自分で撮ったわけではないが、 幾つかの作例を見ても、 ピント面からなだらかにボケていく描写がおざなりで、 品位をあまりを感じない。 ボケ量は大きいが像が破綻してるだけで余りコントロールされている印象がない。 人物だから開放で撮り、ボケが大きければ何でもOKというものでもないと思う。 設計者の発言も玉ボケとかに関心が行っていて、 もっと重要なピント面から僅かづつ始まり広がっていく描写の変化に対するコメントがなく、 どこを見ているのかと少し心配になる。 しかし 子供のような勝手に動き回る人物のピンを、 カメラに任せられるという能力は何物にも代えがたい。 特にα9の 最大60回/秒の演算によるAF/AE追従、 ほぼ全面のAFポイントは凄い。 月曜の夜には届く。早く確かめてみたい。