天界入路

人の心が少し温かくなって、 気持ちがちょっと優しくなる様な写真を載せていきます。 写真による小さな感動、しみじみとした気持ちを目指して行きたいです。 その為の撮影機材の話や、撮り方などの大事なコツをコンパクトに、作品としての解説などもを交えて書いていきます。

あっという間に1年過ぎてしまいました

NIKON D100 SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL/ HSM  以前、大手住宅メーカーの研究職の建築家との話の中で、 家に求めるものの男女差について聴いたことがある。 女性は家を見るとき収納スペースがどれだけ在るかを一番問題にするという。 建築家にすれば、 「・・・収納かよ。」 という身も蓋もないリアリズムに脱力感を感じる、というお話をきいた。 それに対して男は物を集める、人生の折々に欲しいモノ、 好きだったり記念だったりの物を集める傾向があるという。 そうやって集めたものを眺めたり、飾ったりすることを好むという。 その方も、様々な思い入れのあるお気に入りのモノが、 家では奥さんからぞんざいに扱われ、傷つくことしばしばという。 翻って自分はと考えた時、 何かを集めたり、 コレクションとして飾ったりしているものがない事に気づいた。 収納にも関心がないからナゼと思い、 しばらくして閃いた。 写真だ! 自分がとった写真の中で気に入ったもの、 よく撮れたものは、まさに自分にとっての宝物で、 これは残したいし、みんなにも見せたいと思う。 それだから三日坊主で持続力の乏しい自分が、 曲がりなりにも1年間続けられた理由だと考える。 自分の人生の終わりが訪れる前に、 ここの写真を繰り返し眺めたいと想う。 そうすれば自分の人生が、 楽しいことだらけで、 意義があり、 無駄ではなかった事が判る。 たくさんの楽しい出会いと思い出を胸にして、 旅立つことができれば、 こんなに嬉しいことはない。