天界入路

人の心が少し温かくなって、 気持ちがちょっと優しくなる様な写真を載せていきます。 写真による小さな感動、しみじみとした気持ちを目指して行きたいです。 その為の撮影機材の話や、撮り方などの大事なコツをコンパクトに、作品としての解説などもを交えて書いていきます。

夕陽

我が子3才九か月

父は私が3才八か月の時に亡くなった。 その時母は34で12才の兄を筆頭に4人の子供を抱え生きて行かなければならなかった。 今の様に福祉が整備されていなかった時代に、本当に良く育ててもらったと思う。 貧乏だったが、食べる物が無いようなことは無かったし、自分が不幸だと思ったことも無かった。 自分には記憶が無いが、ただ夕陽が沈む頃になると夕陽を見てよく泣いていたと言う。 事情を知る近所の人たちは「親げねーだに(かわいそうだ)」と言って、 もらい泣きをしたという。 母も昨年末に亡くなった。自分が親になり母の偉大さが分かる。 自分が何処まで出来るか分からないが、子供たちをちゃんと育てていかねばと思う。