Nikon D500
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
このAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRレンズは、
自分は少し過小評価してしまっていたと思う。
最初ピクチャーコントロールをスタンダードにしていたから、
AF-S VR Nikkor 200mm f/2G IF-EDのように、
シャープでありながら、
柔らかい描写のなかに豊かな階調が描き出されるレンズではなく、
AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDのように、開放からシャープで、
今風のパキパキピントが来る、最新優等生レンズの部分に少し抵抗があった。
下手をすると描写が平べったく、立体感の乏しいものになってしまう事があった。
せっかく現実の3次元を、2次元ながら、レリーフ状に2.5次元描写したのに、
上からアイロンをかけて真ッ平にして、シッカリ折り目を付けている感じがしたからだ。
シャープな感じは、立体をつぶした折り目に感じてしまう気がしたからだと思う。
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRは、
ピクチャーコントロールを、今はスタンダードでは撮らない。
人物主体ならポートレート、
その他の場合はニュートラルをベースに撮影している。
そうするとAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRが、
AF-S VR Nikkor 200mm f/2G IF-EDの描写に少し近づくのだ。
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRは
AF-S VR Nikkor 200mm f/2G IF-EDに比べ、
小型軽量、接近可能、AF速く確実、ワイド側にズーム可能という、
全て負けない性能を持っている。
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRは、
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR と組んで、
がっちり協力できるペアが、やっと登場したと思う。