天界入路

人の心が少し温かくなって、 気持ちがちょっと優しくなる様な写真を載せていきます。 写真による小さな感動、しみじみとした気持ちを目指して行きたいです。 その為の撮影機材の話や、撮り方などの大事なコツをコンパクトに、作品としての解説などもを交えて書いていきます。

D3、D3Sは肌色再現が今のようではない

Nikon D3S AF-S NIKKOR 24-70㎜ f/2.8G ED 久しぶりにD3Sの画像を見てみると、肌の色が未完成だと改めて思う。 いつもどうりにフォトショップでレタッチするが、なかなか肌色が決まらない。 この時はRAWでなくJPEGで撮っていたせいもあるが、 日本人の黄味がつよい肌色は、こういう曇りの日の青味の強い色温度で肌がくすみがちになる。 帽子をかぶり、下を向き、陰っぽい顔の場合、 顔に合わせすぎると、周りの風景が不自然に明るくなったり、色味が狂ってしまう。 少ない青空部分は飛ばして薄くしたくないし、顔に残る青味は取りたい。 僅かに咲いている桜のマゼンタを出したいし、補色の緑もくすませたくない。 相反する要素のバランスを取りながら、 この時期の肌寒さや、子供たちの昼食時の様子が伝われば良いかなと思う。 D4、D4S、D5、D500になって、 以前のカメラの肌色再現の不十分さをもう忘れている自分がいる。 多分日本人(黄色人種)の肌だからで、白人にはあまり影響のないことだと思う。