Nikon D4S
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
最後の写真はピンがはずれているが、風船の立体感が凄い。
ボケているのに形が立体的で、
「3次元の物をいかに2次元に落とし込むか」
と言う写真の究極的な命題を見事に表現している。
アウトフォーカス部分であっても立体的でありボケボケでない。
これは最近人気のシグマと一線を画す。
シグマはピント面は際立っているが、そこから離れるにしたがって急激にボケだす。
と言うか自分には崩れる感じがして画像の連続感が失われる、
もしくは壊れる感じがしてしまう場合がある。
2015/4/10のポートレートの記事にも書いたが
そこが写真表現のキモであり醍醐味だと思う。
良くボケ味について玉ボケとかばかりこだわる人がいるが、
むしろ大事なのはピント面からどのようにボケていくか、
どのように描写されているのかが問われるべきであると思う。