息子の学校の世界史の授業が面白いと聞いていたので、
先日授業参観があったから聞いてきた。
丁度イスラム教の話を5回にわたって講義する初回だった。
初めにクイズ形式で生徒に手を上げさせ授業に入り込ませる。
これも日本人がほとんど誤解している答えだった。
パソコンから黒板にプロジェクションさせ板書の時間を無駄にしない。
数秒で理解できる以上のことを表示しない。
時に漫画、イラスト、写真を駆使して興味を持続させる。
内容は砕けていて分かりやすく、面白エピソード満載で、
ウマイア朝を馬の嘶くアニメで表示してたが、
決して低レベルではなく内容は高度である。
日本のコーランの実物を生徒に回し見させたり、
実際モスクで礼拝する衣装や絨毯を持ってきて、
希望の生徒に皆の前でお祈りさせてみせたり
とても面白く体験できるように進められていた。
50分の授業がよく吟味されていて雑談に流れ過ぎる事もなく、
要点をしっかり押さえていた。
当然肉付き部分は時間が足りないから触れないが、
自然と教科書や資料集を読むことになる。
子供に素直な好奇心を持たせ
暗記から入らず面白い話
そうだったのかと理解させ、
気付くと歴史の本を読んでいる生徒を量産して、
学校で一番人気の授業だそうだ。
東大出の若い先生らしいが
先生、父母の聴講制度も作ってくれませんか?