Nikon D500
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
なぜそうするかというと、機材が多いと行動が制約され、
綺麗な風景を「発見」しなければいけないのに段々億劫になってしまいます。
偏光フィルターを使わないのは、不自然になりやすいからです。
偏光で消えてしまう葉の反射も生かして、トーンを豊かに光の芳醇さを出来るだけ出したいからです。
空の青さを濃くしたい場合には青の輝度を落としたり、色相を少しシフトさせたり、それでも足りない場合にだけ青の彩度を少し上げます。
速撮りで構図を考えこまないのは、そうしないと固定観念的な写真の構図になったり、写真が陳腐になりやすいからです。多分普通の人よりは動き回ってると思います。数多く撮るのは新しい発見を大事にしたいからです。失敗もありますが。
解像度を適度にする(シャープネスを上げすぎてガチガチにしない)のも輪郭が不自然に成り易いから避けてます。色の多様性や、光のメリハリ、トーンの豊かさで表現し、よくある原色だらけの色の飽和した写真に成らないように気を付けています。
「紅葉」と言っても真っ赤や真黄色だけではないです。色々な赤、黄色があるし、緑色だってあったりします。咲き誇る木々の最後の饗宴を感動しながら受け止めて撮らせてもらったものと思います。