天界入路

人の心が少し温かくなって、 気持ちがちょっと優しくなる様な写真を載せていきます。 写真による小さな感動、しみじみとした気持ちを目指して行きたいです。 その為の撮影機材の話や、撮り方などの大事なコツをコンパクトに、作品としての解説などもを交えて書いていきます。

写真誌の写真がブランド化されているか

Nikon D4S TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD 話題の商品のニュースが一服すると、カメラ誌も企画勝負になると思うが、 総じて各誌面白い企画はなかった。 前回のアサカメのお祭り特集はユニークで良いテーマだったが、 D5、D500、1DX-Ⅱの前か後に出すべきだった。 企画自体は月並みでも掘り下げ方次第で面白くもなるが、 通り一遍の記事が多い気がする。 写真誌だからカメラ機材の話は必須だが、写真そのものに対する扱いが悪いと思う。 写真はやはりカメラや商品と扱いは別にすべきで、鑑賞するものだからそれなりのレイアウトやページ割をしないと、写真の価値が壊れてしまう。 写真誌にとって写真は守るべきブランドだが、 単に消費する画像としてしか価値が与えられていない場合が多い気がする。 新作だけでなく過去の名作や作家の特集も、一定ページあると写真の重みが出るし、 旧作も含めた写真集の紹介や、ユニークなテーマの作品や作家のページもあると面白いと思う。 作者に対するインタビューも、 ツッコミが浅く作者の深い所までまで到達してないとつまらない。 各誌情報量はかなりのボリュームだが、結局心に引っかかる写真や記事が少なくて、消費するだけの雑誌に成り下がってしまっているような気がする。自分の写真を含めての自戒でもあるが。