天界入路

人の心が少し温かくなって、 気持ちがちょっと優しくなる様な写真を載せていきます。 写真による小さな感動、しみじみとした気持ちを目指して行きたいです。 その為の撮影機材の話や、撮り方などの大事なコツをコンパクトに、作品としての解説などもを交えて書いていきます。

水難事故

Nikon D3 AF-S NIKKOR 24-70㎜ f/2.8G ED 昨日の続き https://www.japanforunhcr.org/archives/7522 夜の海を姉と二人で、皆が乗るボートを押して泳いだんだ! 冷たい海を三時間半も! 日本では学校にプールがあったり、スイミングスクールに通ったりする子が珍しくないが、海外では泳ぐ機会がなかった人は結構いる。セオール号の時もそうだったし、その後中国の川でもかなりの人が亡くなる転覆事故があったが、理由のひとつに泳げる人がほとんどいなかったからと言われる。 シリア難民が話題になる前に地中海で何百人も亡くなる密航船の転覆事故があったが、アフリカから内戦などで逃れて来る人達も殆ど泳げないと言う。今はスイミングスクールでは着衣水泳の体験を必ずするようだから日本の子供達は多少安心かも知れない。子供をお持ちだったらぜひスイミングスクールに通わせたほうが良いと思う。最低限の泳ぎと、立泳ぎ、ゆっくりでも良いから息継ぎをして泳げると万が一の時に生死を分けると思う。自分は内陸県の水泳部の出身だが、(沖縄のスキー部のレベルだが)大学の時体育実習で遠泳の伴走をやらされたことがある。顔をつけない平泳ぎ型の遠泳用の泳ぎを岸の近くで皆がひとしきり教わり、小さな湾を一周する予定だった。体育教師を先頭に一列に順調に泳いでいたが、突然誰かが「足が着かない!」と叫んだ。すると突然パニックになり、クラス全員が溺れだした。浮き輪も全て投げたが足りず、伴走者やボートにしがみつき遠泳はそこで中止となった。 海水は真水より浮力があるから、荒れた海でなければ顔を上げて泳げるはずだったが、恐怖心とは恐ろしいもので、あっという間に皆泳げなくなった。水を飲んで一部肺に入ると泳げる人でもパニクるから無理もないが、慌てないことしか生き延びる手段がない事は知ってていいと思う。溺れる人を掴まるものもなく助けなければいけない時、(最後の手段だが、)泳げる人でも決して前から助けに行ってはいけない。後ろからか、酷と思われるかもしれないが、弱ってから(溺れてから)でないと物凄い力でしがみつかれるから助けに行った人も溺れてしまう。水を多少飲んでも人間すぐ死なないから、冷静に心を鬼にして救助するしか無い。