集合写真を撮る
4月になると入社式や入学式のシーズンだ。
日頃カメラを撮る人も数人の集合を撮ることがあっても、
あまり多人数の集合写真は撮る機会がないだろうから少しコツをアドバイスしよう。
まず並ばせ方が大切。
横に広がり易いから工夫して二列三列に増やして縦に広げる。
注意しないとどんどん下がって撮ることになり、
顔が小さくなり無駄なスペースばかり天地に広がり、締りのない画面になってしまう。
階段や椅子を使ったり、座らせたり、中腰、椅子に立たせるなどで、
その場所で最大限工夫する。
移動できるなら、撮りやすい場所に変える決断も時には必要。
整列している場合なら、顔と顔の間に後ろの人が来るように並ばせる。
要するに半身ずれた状態にすると前の人と重ならない。
ライティング。
角度が選べるなら、順光は眩しくて表情がひどくなるし、
影がきつくなるからサイド光か半逆光を選ぶ。
フレア、ゴーストも注意すれば、逆光も十分行ける。
表情が穏やかになり、眼が細くならないし柔らかい光で綺麗に映る。
どうしてもハレーションやフレアが切りきれない場合は左手で
太陽をカットする。
手のひらで影を作り、
レンスの画角ギリギリまで近づけて
レンズに太陽を当てない様にすると、
十分綺麗な画面に成ることが多い。いわゆるハレ切り。
レンズ
引きや、並びが読み切れないことが多いから。
標準ズームがおすすめ。24mmぐらいから有れば十分。
長めの単焦点レンズを、描写が好きだからとか言って持ちだすと、
入り切らない場合がある。