天界入路

人の心が少し温かくなって、 気持ちがちょっと優しくなる様な写真を載せていきます。 写真による小さな感動、しみじみとした気持ちを目指して行きたいです。 その為の撮影機材の話や、撮り方などの大事なコツをコンパクトに、作品としての解説などもを交えて書いていきます。

『万引き家族』がパルムドールを受賞したが

日本人は万引き民族なのか? カンヌ受賞を歴史プロパガンダにした「是枝裕和監督の功罪」 中国人漫画家 孫向文 https://news-vision.jp/article/188378/ 日本人なら誰でも喜びそうな朗報ですが、外国人の私は違和感を覚えました。原因は是枝監督が受賞直前に韓国『中央日報』紙のインタビューで「歴史認識」にまつわる政治発言を行いました。 …経済不況が日本をどのように変えたか。 「共同体文化が崩壊して家族が崩壊している。多様性を受け入れるほど成熟しておらず、ますます地域主義に傾倒していって、残ったのは国粋主義だけだった。日本が歴史を認めない根っこがここにある。アジア近隣諸国に申し訳ない気持ちだ。日本もドイツのように謝らなければならない。だが、同じ政権がずっと執権することによって私たちは多くの希望を失っている」 この発言を聞いた私は、一瞬「是枝監督は中国共産党の代弁ではないか!?」と驚きました。というのも、中国共産党にもドイツを引き合いに出した似たような言説がよく見られるのです。 1970年にドイツのヴィリー・ブラント首相はポーランドにあるユダヤ人の慰霊塔の前で、ナチス政権下のユダヤ人へのホロコーストを跪いて謝罪をしました。中国共産党では、このドイツの謝罪をことあるごとに誉め称え、日本と比較しながら非難する道具として使っているのです。さらに「日本の天皇はドイツ首相のように、南京大虐殺紀念館の前に跪いて謝罪しないと、中国国民が日本の過去の罪を許さない」という世論がありました。 作中の家族は全員が肢体健全で、簡単な体力労働でも食費を稼ぐことが可能です。中国から移住した私から見れば、現在の日本はそれほど過酷な格差社会ではないと感じています。本当に過酷な格差社会である中国では、実際80年代から現在に至るまで、親が自分の子供に窃盗行為をさせるのは、日常茶飯事でこのような事態が起きているのです。日本には100%「ない」とは言えませんが、ごくごく一部ではないでしょうか。 ・・・何か見る気が失せて来るな。

SONY α9 FE 24-105mm F4 G OSS(SEL24105G)