オリンピックの表彰台に上る選手の姿を見ていると、みんないい顔をしている。
テレビやニュースで様々なエピソードを知ると、
ここに至るまでの苦労や挫折を重ねて見てしまうから
会ったことが無い人でも、他人と思えず余計に感情移入してしまう。
人工的にキレイにするのはカッちゃん(高須クリニック)などの仕事だが、
天然のままで、こういう好い表情をした顏を撮るのが自分の役目と思うが、
なかなか難しい。
子供は素直だから撮れる気持ちは十分あるが、
大人を表彰台に上った気持ちにさせるのは大変だ。
警戒心を取り除き、照れ臭さや恥ずかしさを壊し、
笑わせたり、軽薄に迫ったり、お世辞を言ったりする。
滑っても腐らず、
一瞬でも相手の心が動き、親近感を持ってくれれば
大人もいい表情になる。
更に満足感や幸福感まで感じさせれば、
本当にいい表情が撮れると思う。
難易度はそれなりにあるし、自分だって得意と言うわけではないが。
SONY α9
FE 70-200mm F2.8 GM OSS