エアーBnBもやっている人から妻が聞いた話。
香港から来た若い男性メイクアップアーティストは、
数ヵ月に一度は日本に来るそうだ。
既に7、8回訪日しているという。
前回は金沢の美術館を訪ね、
今回は東京・六本木の国立新美術館で開催している安藤忠雄展を観に行くという。
西洋化していた香港は中国に返還されてから色々なモノが共産中国化されて悪くなり、
昔の良さが消えて来ているという。色々な意味で暮らしにくくなってきているそうだ。
美味しいものも少なくなり、日本に来るとホッとすると言う。
「香港に行った時は中華料理が美味しかったけど」といったら、
「それは2、30年前の話でしょう」と言われたそうだ。
日本に帰化した元中国人の石平さんが、
あれだけ大きな国なのに「西洋美術館が一つもない」と言っていたことも思い出した。
少し前に雨傘革命と言って話題になったが、結局共産中国に潰されてしまった。
イギリス統治によって進んだ西洋社会の空気を吸って育った世代は、
政治や報道、人権や行動の自由の無い共産中国に戻っていくことは耐え難い事だろう。
彼らは中国人と言われるのを嫌い、香港人と名乗るということを思い出す。
そう言えば先日トランプと会談した習近平が、
「太平洋は米中で二つに分ける十分な広さがある」と発言している。
香港、台湾、沖縄、フィリピン、ベトナム、インドネシアと、
着々と共産中国化させるという意志表現だ。