天界入路

人の心が少し温かくなって、 気持ちがちょっと優しくなる様な写真を載せていきます。 写真による小さな感動、しみじみとした気持ちを目指して行きたいです。 その為の撮影機材の話や、撮り方などの大事なコツをコンパクトに、作品としての解説などもを交えて書いていきます。

佐藤愛子さんの本「人間の煩悩」を読んで

ゴミ箱もオシャレ

Nikon D4S AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR 佐藤愛子さんの本を読み始めた。 「人間の煩悩」。 どこから読み始めてもいいし、何処でやめてもいい。 過去の作品の中から抜粋した、短いお話をまとめたもの。 やはり作家というのは文章が上手いし、人生の些細な出来事でも豊かな内容にするし、 読んだ後に、しみじみとした気持ちになる。言葉を使う達人だと思う。 登場する作家仲間の話が面白い。 普通の人は作家にならないし、なれない。 自分や人生、人間や社会に深く関わるだけでなく、 自分の心に正直で、おかしくても、多少不道徳でも、誤魔化さない人なんだと思う。 人間に対する観察も鋭いし、深く理解しようとするから他人に対する包容力が大きい。 世間体や社会の決まりで評価せず、自分の考えで理解し判断する。 そして何よりも、文章にしないと気が済まない人なんだなと思った。

仮設かどうか分からないが町中でよく見かける