天界入路

人の心が少し温かくなって、 気持ちがちょっと優しくなる様な写真を載せていきます。 写真による小さな感動、しみじみとした気持ちを目指して行きたいです。 その為の撮影機材の話や、撮り方などの大事なコツをコンパクトに、作品としての解説などもを交えて書いていきます。

台湾 台南

Nikon D500 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM  知り合いの方から、恩師の何かのお祝いの集まりの際、素人がデジカメで撮った写真をフォトフレームに入れて先生に差し上げたいので、もっと綺麗に仕上げてもらえないかという依頼があった。 数十枚から選んだ8枚ほどの写真のなかからプロが見て一番良い写真を選んでほしいという。以前も逆光で顔がつぶれている先生の写真を直してあげたりしているからその流れで来たものだ。 以前の写真はよくある写真のレタッチだから苦にもならず、トビ気味のハイライトを抑えてトーンを出したり、暗くつぶれている表情を明るくしたり、濁った肌色を綺麗にしたり、木立の色を生き生きとさせたりの事だから大した手間ではなかった。ただRAWでなくJPEGだから限界があるがそれでも喜んでくれた。 それに対して今回はかなりの枚数を撮っていてその中で選んだ写真だというが、残念な写真だった。 素人の写真をプロの水準で見るのは無理でしょうと言うかも知れないが、どこを注意すればもっといい写真になるかという視点で読んで欲しい。 ・出来るだけコミニュケーションを取りましょう。 偉い先生でも声かければこっちを向いてくれます。 撮るタイミングを知らせて上げれば最小限変な顔はしません。 その方の社会的な顔はしてくれます。 出来れば、緊張がほぐれてにこやかな表情が出せる一言が無理でも、何か声掛けを仕掛ければ、失敗しても笑ってくれたりします。そしたらすかさず撮りましょう。 ・暗い場所では感度を上げましょう。 ブレてしまった写真は直せません。 ・女性は上から撮りましょう。最低限水平以上で撮りましょう。 下から撮るとパースが付いてアゴがデカく写り尊大に見えます。上から撮るとアゴが細く上目づかいにすればチャーミングに、目が大きく映ります。 ・主人公を撮るのですから堂々と目線をいただき正面からのも撮りましょう。 撮影は遠慮しない事。気後れしない事。素人でもお願いされたら立派なお仕事なんだから堂々と主賓にぶつかって行ってください。主賓の方も自分のために一生懸命仕事をして呉れているんだと分かっていらっしゃるはずですから。 そうすれば次回はもっといい写真が撮れると思います。