天界入路

人の心が少し温かくなって、 気持ちがちょっと優しくなる様な写真を載せていきます。 写真による小さな感動、しみじみとした気持ちを目指して行きたいです。 その為の撮影機材の話や、撮り方などの大事なコツをコンパクトに、作品としての解説などもを交えて書いていきます。

AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRは旧型とどう変わったか-6

200mmf2の至近距離1.9M(D500などのDXカメラ)で写る被写体の横幅183mm

旧型200mm1.9M(D500などのDXカメラ)で写る被写体の大きさ251mm

新型200mm1.9M(D500などのDXカメラ)で写る被写体の大きさ203mm

    Nikon D500 AF-S VR Nikkor 200mm f/2G IF-ED AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR 単焦点の200mmf2で最短撮影距離1.9Mで撮影したものが1枚目。183mm その同じ位置から旧タイプズーム200mmで撮影したものが2枚目。251mm 同じく同位置から新型ズームの200mmで撮影したものが3枚目。203mm 200mmの単焦点の写る範囲を基準にすると 旧タイプは183/251しか望遠効果がないから200mmx183/251=145.8mm! 新タイプは183/203だから200mmx183/203=180.3mm 新タイプは単焦点の90%をクリアーしているから一応合格と言えるだろう。 旧タイプは200mmはないと思っていたが、ここまでとは思わなかった。 旧タイプは一般的な評判はとても良かったが、自分は200のf2を持っていたからどうしても評判どうりの評価は出来なかった。描写は単独ならば良いレンズであることは間違いないが、200のf2と比較してしまうととても不利になってしまう。ズームや携行性の必要な場合以外は200のf2を持っていく場合が殆どだった。特に近距離数メートル未満(上半身以上のアップ)の描写は、秘密の世界いや天上世界を覗くようである。 今度の新型ズームは旧型のように近寄れなかったり、焦点距離が短くなったり等の僅かの欠点も無くなった。ボケもきれいだし、開放でピンが不安定になったり、絞りたくなる衝動も起きない。 まだ使い始めたばかりだからあくまで今現在の評価だが、ズームとしてはとても完成度が高いと思う。