Canon EOS 20D
EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
CP+で講演している中でたまたま写真が好みだったので暫らく話を聴いてみた人に高城剛氏がいる。
一応ざっと会場を回って飛行機写真とか、鳥とか電車とかはパスして、唯一面白そうな写真を展示していたので聴いてみる気になった。話もうまく、話題も写真家ぽくなくて面白かった。彼は撮影から入った人ではないので、表現手段として写真や、ムービーを利用している感じだった。細かなことを言えば色々ケチは付けられようが、写真にも動画にも行動している勢いがあった。それが所謂写真家にはない魅力になっていた。ジンバルを使用しノーファインダーで町中を歩くスピードで撮ったり、ちょっとウィリアム・クラインぽくて新鮮な感じが出ていた。
と思ってウィリアム・クラインを検索してみた。
久しぶりに見る彼の写真。力がありますねー。
パワーが溢れていて、最近の写真とは全然違う。
学生時代、彼の写真集「ニューヨーク」の写真を見た時はホントにびっくりした。
いま見ても破壊力は衰えていない。
でもこういう写真を撮る人はいなくなった。
時代の捉え方や社会との接し方が変わったのだろうか。
今これを撮ってもそんなに注目されなくて、
あの時代だったから彼の表現がマッチしたのかも知れない。