天界入路

人の心が少し温かくなって、 気持ちがちょっと優しくなる様な写真を載せていきます。 写真による小さな感動、しみじみとした気持ちを目指して行きたいです。 その為の撮影機材の話や、撮り方などの大事なコツをコンパクトに、作品としての解説などもを交えて書いていきます。

マレーシア ランカウイ

NIKON D300 SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO 調べるとスペインはかなり治安が悪く成って居るようで、公共交通もスリ多いらしい。 失業率も22%もあり25歳以下の若年失業率は54%をこえていると言う。 若い人の二人に1人は職が無いと言う国でどう生きたらいいのだろう。ギリシャが有名だったが、若年失業率ではギリシャより悪いという。 石原慎太郎の「日本よ ふたたび」に十六世紀のスペインの話が載っている。 『・・・比類ない文化を誇ったインカ帝国は侵入したスペイン人が持つわずか三挺の鉄砲によって滅ぼされ支配に屈した。ヨーロッパの白人が十五世紀にアラブ人から習った航海技術によって初めて大西洋を渡り発見した西インド諸島でゲイムとして猟犬を使って無慈悲な人間狩りをした頃、彼等はキリスト教の本山のバチカンにお伺いをたて彼等有色人種を人間と見なすべきかそれとも獣とすべきかを質(ただ)し、時のパウロ三世は「本来は獣であるが、キリスト教に改宗したら人間と見なす」との御宣託を与えている。 十六世紀に入り日本にやってきた宣教師たちがおぼろげな日本の地図を造り持ち帰って見せた時のバチカン法王は、当時のイベリア半島からイスラム教徒をすべて駆逐しつくして勢いを誇っていたスペインとポルトガルに媚びてその地図に線引きし、今の近畿地方に線引きしてそこから東と北の部分は全てスペイン、西と南はポルトガルの領土として与えると宣言している。』 二十一世紀の今、当時世界を二分した両大国は植民地を全て失い、先進的な産業もなく、過去の栄光の遺産に頼る、ヨーロッパの観光地として生きていく道しか残っていないのだろうか。 行く前から暗い話で申し訳ない。