Nikon D3
Ai AF Nikkor 50mm f/1.4D
今のレンズに比べフレアが多いが、画像はしっかりしている。
この時代のニコンの描写で安心感と懐かしさを感じる。
今となってはレンズの古さより、D3の古さが出ている。
ホワイトバランスの精度がいま2つ出てないし、
色の出し方が何世代も前だから、ミックス光下の色出しが中々上手く出来ない。
LAW現像でホワイトバランスや色の偏りであるマゼンタとグリーンを、
いくら直そうとしても直しきれない。
ある色を合わせると別の色がずれてくる。
どこかで妥協するか、目立たない色合いに逃げるしかなかった。
この辺はD4.D4S辺りでグッと良くなった。
このあたりの事がもっと評価されてもいいと思う。
そうするとD5に期待することはAF能力の向上だろう。
APS-CのほうがAFポイントが広いということは理屈ではわかるが、
フラッグシップの方が劣ったまま、というのは最高機種として恥ずかしいことだと思う。
巷で言われるように、173か所のフォーカスポイントと言うのも驚きだが、
それに対する希望が大きいのは間違いないのだろう。