Nikon D3S
AF-S NIKKOR 24-70㎜ f/2.8G ED
こうやって旧24-70を取り上げつつ新24-70VRを考えている訳だが、
決して旧レンズが悪いレンズと言うわけではない。
むしろD3sまであった欠点の方が目に付いてしまう。
昨日今日で取り上げている写真に良く表れている。
それは顔の影の部分で尚且つ地面の反射を受けてない所だ。
空の光を受けている部分がブルーを強く受け青くなってしまう。
青は肌色のほぼ補色だから混ざって黒ずんで非常に汚い肌に成る。
これが解消されるのはD4に成ってからだ。
よくD4は評価されない事が多いが、
ホワイトバランスのとり方だとか、
シャドウ部の色被りの補正とか、
時に異常な黄色かぶりを起こすとかが散見されたD3sまでの色の出方が修正された。
アマチュアの方にはあまり気付いてもらえなかったようだが、
D4,D4sに成ってとてもきれいに色が表現されるようになった。
コントラストの付け方もより自然で、上手くメリハリをつけるようになった。
D3、D3s時代にはスタンダードの色が不自然で、
ピクチャーコントロールはいつもナチュラルを選び、
状況を見ながらレタッチするのが常だった。
今は特にD4sに成って色をいじらねば成らない事は本当に少なくなった。
スタンダードを選んでほとんど問題の無いことが多い。
ただポートレートとして人物を取る時は、やはりピクチャーコントロールは、
ポートレートを選んだ方が肌の情報量が豊かで綺麗になりやすい。