タムロン 24-70mm F/2.8 Di VC USD (Model A007)を2年半使ってみて、の感想。
シャープである。
画像の色収差を感じることは無い。
ボケも特別汚いと感じたことは無い。
手ぶれしないで撮影できる。(VCの効果は確かに感じる。)
しばらくの間VRの付いていない
ニコンAF-S NIKKOR 24-70㎜ f/2.8G EDを敬遠して
タムロンばかりを使っていた。
久しぶりにニコンを使ってそのファインダー像にびっくりした。
ワイドなのにピント面以外が良くボケている。それも綺麗に。
ズームだと24㎜辺りは、なかなかボケない。
しばらく使っていなかったとは言え正直驚いた。
目がタムロンの描写に馴染んでいたから。
そういえば、
以前ニコンで撮影した時、段々暗くなって、
後半のカットが幾つかブレていて、(数を撮っていたから助かったが)
それからVRが付いていないレンズを持ち出さなくなったことを思い出した。
ボケが綺麗と言うのは58㎜f1.4から始まったような気でいたが、
結構以前からニコンはレンズの描写性を、
ピントの合った部分だけでなく、
その前後のアウトフォーカス部分にも注視していたのだ。
そういえば(また思い出した)
58㎜を開発したニコンのレンズ設計主査、
佐藤氏が長年考え続けたと言う
「三次元の被写体を如何にして
二次元の映像に変換するか」
また
「画面内の数%しかピントが合っていないような構図
(寄りのポートレートなど)も写真として存在する中で、
ピント面だけを評価してもどうなのか、
という考えがあった」
と述べている。
もうニコンのレンズは、
ボケの描写を考えないでレンズを開発する事は無い。
と言い切れるだろう
Nikon D4
Tamron 24-70mm F/2.8 Di VC USD (Model A007)