天界入路

人の心が少し温かくなって、 気持ちがちょっと優しくなる様な写真を載せていきます。 写真による小さな感動、しみじみとした気持ちを目指して行きたいです。 その為の撮影機材の話や、撮り方などの大事なコツをコンパクトに、作品としての解説などもを交えて書いていきます。

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRへの期待

本番前

発売延期になって時間も出来たので、AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRについて 改めて検討してみたい。 前回も光学設計を担当した原田氏の、「今回VR化しつつ、光学性能をこれまでよりもさらに良くするために、常識から外れた光学設計を採用。…保守的になると名レンズは生まれないですよ。今回は全てにおいて頂点を目指そう!と始めました。そうすると、やってるうちにチーム員が自主的に性能目標をどんどんあげていくんですよ。(笑)その結果、現時点でかんがえうるもっとも高いところまで登れたのではと思います。…量産品でありながらとても高性能な製品というイメージを持っています。」 ニコンのレンズの今までの実績を信じる人ならば、このコメントは聞き流せないでしょう。 更に 「おかげで、これまで私が担当したレンズのなかでも最も美しいレンズの並び方になりました。良いレンズは、レンズ断面図が美しいのです。特に、前から数えて4枚目から12枚目までの並びが美しい。」

レンズ断面図をニコンのサイトから見つけてきた。 「前から数えて4枚目から12枚目までの並びが特に美しい…。」 分からない…。何が違うのだろう…? でも理系の光学設計責任者が、こう言う発言をすることはとても嬉しい。 性能の行き着いた先で美を感じるのは本物の気がする。 何とも期待の持てるレンズのようだ。 Nikon D4 AF-S VR Nikkor 200mm f/2G IF-ED