天界入路

人の心が少し温かくなって、 気持ちがちょっと優しくなる様な写真を載せていきます。 写真による小さな感動、しみじみとした気持ちを目指して行きたいです。 その為の撮影機材の話や、撮り方などの大事なコツをコンパクトに、作品としての解説などもを交えて書いていきます。

バリ-7

Canon EOS 5D EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM 旅行や散歩に持っていく場合、 言い換えると、撮る対象が何に成るか分からない場合は ズーム範囲が広いレンズをもって行きたくなる。 また撮る被写体が決まっていて、 撮りたいシチュエーションが予め分かれば、 範囲の狭いズームか単焦点を選ぶわけだが、 今話題のAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRは、 丁度中間に位置するレンズだ。 先ず不足の無いワイド24㎜から始まり、70㎜と言う 標準を超え、対象を美しい遠近感で捉える長焦点までを、 ほぼ単焦点の画質でカバーするが、 今までのAF-S NIKKOR 24-70㎜ f/2.8G EDは、 VRが付いていなかった。 これが付いて無いだけで、決して悪いレンズだということではない。 ただ2007年にD3と同時発売だからもう8年もたっている。 フラッグシップ1200万画素の時代の主力レンズだったが、 今年末か遅くても来年初めにはD5が発表されることは確実で、 4Kに対応する事は間違いない。 と言うことは次の8年、 東京オリンピックの先まで見据えると 8K(8000万画素)に対応する解像度まで考えていると思われる。 他にも11コマ/秒はキャノンが既に14コマ/秒を1DXで達成してしているから、 最低でも連射速度は並べてくるだろう。 またAF速度もそれに対応する必要があり、ニコンによると 『これまでの24-70mm f/2.8GもAFスピードは高い評価を頂いていますが、 制御の見直しも併せて行うことで、これまでよりも約1.5倍も速く、 かつ正確なAFが実現できました。FマウントのNIKKORで最速レベルです』。 つまり次の8年を見据えて4K,8Kに対応する解像力と 14コマ/秒や60Pに対応するAFスピードのレンズにしなければ 一部先行するキャノンやソニーパナソニックに後れを取ってしまう。 ニコンとして今に満足するのではない、 これからの技術革新に生き残れる製品に仕上げたということだろう。